学生がキャッシングするための大前提
カードローン会社と契約出来る条件を、最初にまとめてみましょう。
- 20歳以上であること
- 職場へ在籍確認できること
- 申込時点で、学生本人に収入があること
これだけは満たしておく必要があります。
収入について特筆すると、勤務形態はアルバイト・パート・準社員のいずれかに限られます。
仮想通貨取引やアフィリエイトなどが隆盛しており、学生でも”会社に属さずに”お金をを得られる時代ではありますが、それは収入としては申告できません。
1日単位の派遣会社でも構わないので、勤務実績を作り・在籍確認に対応できるようにしておく必要があります。
学生でも申し込めるカードローンとは
学生が現金を借りる場合、アコム・アイフル・プロミス・レイクなどの消費者金融系に限られます。
三菱UFJ銀行傘下の「バンクイック」など、”銀行系カードローン”と呼ばれている商品には、申込できません。
消費者金融系の金利は法定上限ギリギリとなっており、年率17.9%〜18%で契約成立となります。
例えば「10万円を借りて1年で返す」場合、17,900円〜18,000円を利息として余分に支払うことになります。
近年は、20代前半での破産者が急増の傾向にあります。
返済計画には十分注意しましょう。
借りられる金額・審査について
学生が借りられる金額は、収入に関わらず一律で「10万円まで」です。
増枠審査は、卒業・就職後に出来ます。
次に、審査に必要な書類・情報は、以下の通りとなります。
- 収入証明(給与明細等)
- 勤務先の住所/電話番号
- (必要に応じて)扶養者の収入証明
学生証を提示する必要はなく、お金を借りた事実を学校に知られる恐れはありません。
扶養者の収入証明提示ですが、これを求められた場合、両親のいずれかに保証人となってもらう必要があります。
ただし、保証人という立場に注意をしましょう。
保証人には、借金の肩代わり義務がありません。
万一返済不能となり・保証人(両親)へと返済請求が行われた場合としましょう。
このとき保証人は、学生本人に資力があると訴えて、本人の財産の差し押さえを金融会社に求めることができます。
また、勝手に保証人欄を埋めるのも厳禁です。
左記の場合は、私文書偽造の刑事罰を受けることもあります。
借金は“親バレ”するか?
前述しましたが、借金の事実が親にバレてしまうケースの大半は、「保証人欄を勝手に埋めて、返済不能に陥った場合」です。
それ以外で発覚してしまうケースとして、
- キャッシング用のカードが見つかった
- 所有している口座が家族名義で、ネットバンキングを通じて返済履歴を見られた
- 実家住まいで、契約書が届いた時に中を見られてしまった
これらが挙げられます。
お金を借りる前に学生本人名義の預金口座を開設しておくこと・無人契約機で契約書とカードを受け取り、厳重に管理することを徹底すれば、原則として家族に知られることはありません。
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