目次
金融会社の本音は「まとめて返してほしい」
キャッシング商品とは、「近日中にまとまったお金が入る見込みの人」を対象にしていました。
普通のサラリーマンが多額の臨時収入をもらえることの多かった”バブル期”まで、金融会社はそういった審査基準で儲けを出していたのです。
臨時収入でまとめて返済してくれる=良顧客
審査可否報告の統計サイトなどによると、夏・冬のボーナスシーズンには、審査可決報告数が増えます。
カードローン各社は公表しないものの、審査基準の緩和期があるとみて間違いありません。
金融会社としては、限度額ぎりぎりまで借りて長期間返済し続ける顧客よりも、適度に借りて・一括返済してもらえるほうが、はるかに信用できるのです。
そのスタンスはバブル期から変わりないもので、今後も変化することはないと考えて間違いありません。
信用があるというのはどういうことか
それでは、「信用される」ことのメリットとはなんでしょうか。
キャッシングを継続的にする人・個人事業主のかたにとって最も喜ばしいのは、利用限度額引き上げ審査に有利となることでしょう。
銀行系カードローンでは、信頼のある顧客に対して、金融会社側から引き上げの勧誘をすることもあります。
その他には、住宅ローンが組みやすくなる・信用取引(銀行から借りたお金で投資をすること)がしやすくなるなど、メリットは数え切れないほどあります。
お金が貯まった時に一括完済or随時繰り上げ返済のどちらがお得か
多くの個人向けキャッシングサービスでは、「残高スライドリボルビング方式」という利息の計算法を用いています。
これは、”元金(元々借りた金額)の残りをもとに、1日単位で利息を加算する“という方法です。
「契約書記載の約定返済額」=「元金への充当分+利息」となり、返済するたびに元金は減っていくので、これに合わせて利息は減っていきます。
ここから言えることは、
お財布に余裕ができ次第、随時返済に充てるべき
ということでしょう。
それでは最後に、一括完済・繰り上げ返済時の注意点を述べます。
利息+ATM手数料を必ず確認すること
完済・繰り上げ関わらず、カードローン会員サイト内にて「元金と利息の合計」を確認しておきましょう。
返済にATMを利用する場合は、その利用手数料も考慮しなければいけません。
ポイントは、返済する当日・直前に確認しておくことです。
消費者金融の店舗ATMならば、店頭でも「支払うべき総額」を簡単に確認できるので、まとめて返したい人にはおすすめできます。
この記事へのコメントはありません。