目次
カードローン選びのポイント
初めてカードローンに申込むという人は、ここで紹介するカードローン選びのポイントを抑えておけば失敗する可能性は低いです。
カードローン選びのポイントを抑えて、借り入れ先を決めてください。
ポイント1:借り入れできるまでのスピード
カードローンを利用する人は、急ぎでお金が必要という人が多いです。
簡単な書類のみで手続きできるカードローンは、他のローン商品と違って申し込みから借り入れまでが早く、その日のうちにお金を借りることも可能です。
「即日融資」を謳っているカードローンを目にしたことがある人も多いかと思いますが、そのようなカードローン会社に申込めば、必ず即日でお金を借りられるわけではないので注意してください。
即日融資を受けるには条件があり、その条件はカードローン会社によって違ってきます。
たとえば、即日融資の条件としては下記のようなものがあります。
- 平日13時までに申し込みしないと間に合わない
- 収入証明書を提出しないといけない
- 〇〇銀行の口座を持っていないといけない
即日融資するにはこのような条件があり、条件を満たせない場合は翌日以降の手続きとなり、お金を借りるまでに時間がかかってしまいます。
即日融資可能なカードローンでも、必ずその日に借りられるわけではないので、どのような条件があるのか確認しましょう。
ポイント2:無利息キャッシング
カードローンで借りたお金は返さなければいけません。
その際、気になるのが金利です。
低金利のカードローンなら、支払う利息が少なくて済みますので、その分返済額を元金に多く充てられ完済が早まります。
金利が高ければ、元金返済に充てられる分が少なくなり完済までに時間がかかってしまいます。
とは言え、カードローン会社ごとの金利差というのは、実はそこまで大きなものではありません。
確かに銀行カードローンの方が金利は低いですが、消費者金融と比較しても3~5%程度です。
そこまで金利差がないのであれば、よほど返済期間が長期化しなければ、返済総額に違いは無いと言っても過言ではありません。
金利が低いほうが利息が少なくて済むのは間違いないですが、低金利のカードローンは審査基準が厳しいのがネックです。
低金利だから借りたいと思っても誰でも簡単に借りられるわけではないのです。
そこで注目してもらいたいのが「無利息キャッシング」サービスです。
無利息キャッシングは、カードローンを初めて利用する人に向けたサービスで、カードローン会社が定めた期間内は一切利息が発生しないというものです。
たとえば大手消費者金融のプロミスでは、「初回借入日の翌日より30日間無利息(メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要)」となっており、5月1日に10万円借りて5月30日に10万円返済として支払った場合、期間内は利息が一切発生しませんので、完済となります。
本来であれば1,500円前後の利息が発生し、完済するには10万円+1500円前後の利息を払わないと完済となりません。
しかし無利息期間内ですから、利息は発生せず支払ったお金がすべて元金返済に当てられるのです。
初めての借り入れであれば、無利息キャッシングを利用しない手はないでしょう。
プロミスの無利息キャッシングについてはプロミスのホームページをご確認下さい。
ポイント3:審査通過率
カードローンでお金を借りるには審査を通過しなければいけません。
どのカードローン会社も審査基準について公表していませんので、審査に通るか不安という人も多いです。
審査基準はカードローン会社によって異なりますので、どこに申込めばよいのか迷ってしまうことでしょう。
しかし、一部の消費者金融では「審査通過率」というものを公表しており、どれぐらいの人が審査通過しているのかパーセンテージで表しており、ある程度の目安として知ることができます。
審査通過率が高く、いずれも40%超えしているカードローン会社3社をご紹介します。
アコム 審査通過率48.11% | |||
月 | 新規申し込み数 | 新規顧客数 | 成約率(%) |
4月 | 39,804 | 18,798 | 47.2 |
5月 | 46,122 | 22,234 | 48.2 |
6月 | 39,181 | 19,081 | 48.7 |
7月 | 36,747 | 17,645 | 48 |
8月 | 38,603 | 18,978 | 49.2 |
9月 | 44,573 | 21,659 | 48.6 |
10月 | 43,959 | 21,664 | 49.3 |
11月 | 42,551 | 21,369 | 50.2 |
12月 | 33,758 | 15,846 | 46.9 |
1月 | 39,500 | 17,689 | 44.8 |
※アコムマンスリーレポート2017年3月期より引用
アイフル 審査通過率45.69% | |||
月 | 新規申し込み数 | 新規顧客数 | 成約率(%) |
4月 | 34,125 | 15,673 | 45.9 |
5月 | 37,109 | 17,458 | 47.0 |
6月 | 29,102 | 13,833 | 47.5 |
7月 | 29,632 | 13,266 | 44.8 |
8月 | 33,073 | 15,557 | 47.0 |
9月 | 39,119 | 18,381 | 47.0 |
10月 | 36,658 | 16,968 | 46.3 |
11月 | 35,319 | 16,435 | 46.5 |
12月 | 28,619 | 12,460 | 43.5 |
1月 | 31,616 | 13,100 | 41.4 |
※アイフル月次推移/AIFUL?Monthly?Data2017年3月期より引用
プロミス 審査通過率42.98% | |||
月 | 新規申し込み数 | 新規顧客数 | 成約率(%) |
4月 | 39,548 | 16,783 | 42.4 |
5月 | 46,033 | 20,242 | 44.0 |
6月 | 37,754 | 16,723 | 44.3 |
7月 | 37,135 | 15,553 | 41.9 |
8月 | 41,269 | 18,242 | 44.2 |
9月 | 39,900 | 17,505 | 43.9 |
10月 | 36,727 | 16,030 | 43.6 |
11月 | 38,238 | 16,633 | 43.5 |
12月 | 30,807 | 12,635 | 41.0 |
1月 | 36,567 | 15,002 | 41.0 |
※SMBCコンシューマーファイナンス月次営業指標2017年3月期より引用
上記のカードローンは、おおよそ2人に1人が審査通過している計算になります。
カードローンの審査通過率は金利と関係していることが多く、低金利なカードローンほど審査基準が厳しくなかなか通過することができません。
対して金利が高いカードローンは審査通過率が高い傾向にあります。
事実、上記のカードローンは最高金利が18%近くとかなり高めです。
ただしアコム、アイフル、プロミスではいずれも無利息キャッシングを利用できますので、お金の借り方次第では銀行カードローンで借りるよりもお得です。
ポイント4:月々の返済額
カードローンを利用するうえで気になるのが、毎月の返済額ではないでしょうか?
毎月いくらぐらい返済していかないといけないのか、これはきちんと把握しておかないといけませんよね。
返済期間が短ければその分利息を節約でき総返済額を抑えることができますが、その分毎月の返済額が高額となり負担となる恐れがあります。
一方、返済期間が長いと月々の返済額は少なくて済みますので無理なく返済していくことができますが、その分利息を多く払うことになり総返済額が増えてしまいます。
カードローン会社ごとに、一月に最低いくら返済しなければいけないか「最低返済額」というものが決められています。
そして最低返済額はカードローン会社毎に違ってきます。
以下は代表的なカードローン各社の最低返済額です。
商品名 | 最低返済額 |
---|---|
三菱UFJ銀行カードローン | 2,000円~ |
三井住友銀行カードローン | 2,000円~ |
みずほ銀行 | 10,000円~ |
新生銀行カードローンレイク | 5,000円~ |
プロミス | 1,000円~ |
アコム | 3,000円~ |
アイフル | 4,000円~ |
最低返済額は低いほうが良いのか高いほうが良いのか迷うところかもしれませんが、できれば最低返済額が低いカードローンを選ぶと良いです。
最低返済額が低ければ返済期間が長期化し、利息を多く払わなければいけません。
しかしカードローンは繰り上げ返済することができますので、お金に余裕があるときは最低返済額以上のお金を返済することも可能です。
月によっては手元にお金が殆ど残らないということもあるでしょう。
そのようなときでも最低返済額が低ければ、最低限の返済はできる可能性が高いです。
そしてお金に余裕があるときは多く返す、このような柔軟な返済ができますので、最低返済額が低いカードローンを選ぶと良いでしょう。
カードローン申し込みの流れ
ここではカードローン申し込みの流れについて解説していきます。
まずは必要なものを準備
カードローンに申し込みする前に、必要なものを準備しましょう。
審査で必要なものは「本人確認書類」と「収入証明書」の2つです。
どのカードローンでも必ず必要なのが本人確認書類となります。
収入証明書は希望限度額によって必要になる場合と不要な場合があります。
- 運転免許証
- パスポート
- 住民基本台帳カード(顔写真付き)
- マイナンバーカード
- 健康保険証 ※現住所が分かる書類も提出
有効な本人確認書類はカードローン会社によって微妙に違います。
基本的に運転免許証とパスポートはどのカードローン会社でも有効としていますが、住民基本台帳カードやマイナンバーカードは本人確認書類として認めていないところも多いので注意してください。
また本人確認書類は「顔写真付き」でないと原則認められません。
そのため、健康保険証のように顔写真が付いていないものを本人確認書類として提出する場合は、別途で「現住所が分かる書類」を一緒に提出する必要があります。
- 住民票の写し
- 公共料金の領収書(電気・ガス・水道・固定電話・NHKなど)
※携帯電話料金の明細書は不可 - 納税証明書
次に収入証明書として有効な書類です。
-
- 源泉徴収票
- 給与明細書
- 所得証明書
- 確定申告書
※収入証明書の提出条件は各社で異なります。必ず必要になるわけではありません。
原則として、消費者金融は希望限度額が50万円以下の場合は収入証明書が不要となります。
ただし、他社借入額と合算して100万円を超える場合は収入証明書を提出しなければいけません。
銀行カードローンは収入証明書の提出条件が各銀行によって異なります。
一般的に100万円以下までは収入証明書提出不要としているところが多いです。
基本的にカードローンで必要となる書類関係は本人確認書類と収入証明書のみとなります。
しかし、申し込み方法やカードローンによっては下記のようなものも必要となることもありますので、覚えておくと良いでしょう。
- 銀行口座
※返済方法を口座引き落としにする場合、銀行カードローンに申し込む場合 - 社会保険証
※書類で在籍確認する場合 - 現住所が分かる書類
※本人確認書類記載の住所と現住所が異なる場合、健康保険証を本人確認書類として提出する場合
申し込み・書類提出
必要書類等の準備が済みましたら申し込み手続きを行います。
カードローンの申し込み方法は「インターネット」「電話」「自動契約機」「店舗窓口」「郵送」などがあります。
インターネットは24時間いつでも申し込みできるうえに、入力するだけで良いのでスムーズに手続きを進めていくことができますのでおすすめです。
担当者と相談しながら申し込みしたい人は店舗窓口にて申込むのが良いでしょう。
ただし、消費者金融では実店舗が少ないので注意してください。
申し込み書に記入または入力するのは「本人情報」と「勤務先情報」などです。
申告された内容をもとにカードローン会社は審査を行います。
申し込みで絶対にやってはいけないのが「嘘をつくこと」です。
嘘はほぼ間違いなくバレますので、バレた際は審査落ちとなります。
また誤記入でも審査落ちする可能性がありますので、一通り入力が終わったら必ず見直しをしましょう。
書類の提出は上記で紹介した必要書類のことです。
申告した内容と提出書類に相違がないか確認するために、提出をします。
提出方法はWEB・アプリ・FAX・郵送などがあります。
審査
申し込みが完了すると、カードローン会社から内容確認のために電話がかかってきますので、必ず対応してください。
確認が取れましたら審査へと移ります。
審査では、まずはじめに申し込み書に記載された各項目(年齢、年収、勤続年数など)にコンピューターが点数をつけていきます。
その合計点数によって、融資可能かどうかに振り分けします。
これをスコアリングと言い、通過しますと「信用情報」の調査へと移ります。
信用情報とはローンやクレジットカードの利用履歴のことを言います。
個人信用情報機関にて管理されており、カードローン会社はこの機関を通して申し込み者の信用情報を確認しているのです。
過去に下記のいずれかの経験がある人は、信用情報にその事実が記録されます。
- 長期延滞(61日以上の延滞もしくは3ヶ月以上)
- 債務整理
- 強制解約
- 代位弁済
これらは「金融事故」と呼ばれており、一度記録されてしまうと一定期間(5年~10年)残ります。
金融事故情報がある内は、カードローン審査には通らないと思った方が良いです。
スコアリングと信用情報が問題なければ最後に「在籍確認」を行います。
在籍確認とは、申し込み者の勤務先に電話して、その会社に在籍しているかを確認することを言います。
電話と言っても1,2分程度で終わる簡単なもので、職場の人にカードローンの利用がバレる可能性はほとんどありません。
契約・借り入れ開始
審査通過すれば契約手続きへと入ります。
契約の方法は「インターネット」「自動契約機」「郵送」などがあります。
インターネット上で契約する場合は、カードは後日郵送で送られてきます。
カード到着前に借り入れしたい場合は、カードローン会社に振込依頼することでお持ちの銀行口座にお金を振り込んでもらうこともできます。
自動契約機で契約した場合は、その場でカードが発行されATMにて借り入れすることができます。
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