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低金利のカードローンを持つと、どれほどのメリットがあるか?

常連さん

こんにちは。私は、カードローン歴10年以上のベテラン利用者です。しかもかなり利用頻度が高いので、よいお客様だと自分では思っています。
今までたくさんのカードローンを検討してきましたが、選ぶ際は、まず「低金利のローン」を探し、それから諸条件についてみていきました。

ここでは、低金利のカードローンについてご説明いたします。

低金利のカードローンの魅力

低金利以上のメリットはあるか?

カードローンを利用するなら、少しでも低金利で借りたいものです。
利息を抑えることができる分、負担が減ってきますので、カードローンを選ぶ際にはまず金利を確認する方が多いでしょう。もし、金利など気にしていない!という人がいたら、これを機に考え直して欲しいです。
利息の差は、借入金額が大きくなるほど、返済期間が長くなるほどハッキリと感じてくるものです。数万円程度の借入れでは差は微々たるものでしょうが、数十万円の借入となると無視できない差になってきます。
最近では、ホームページ上で返済シュミレーションができるので、申込前に実際に比較をしてみるとよいでしょう。

カードローンの比較をするときに、一番重視したいのは金利であり、低金利に勝るメリットはありません。
借りるときは、スピード融資に目がいきがちですが、カードローンの融資までの日数は即日から3日程度が一般的で、目的別ローンや事業者向けローンと比べるとかなり早い方です。
必ず当日中にお金を手に入れなければ間に合わないという状況でないならば、融資スピードの優先順位を少し下げてみてもよいのではないでしょうか。
また、限度額が多いカードローンを持てば、たくさん借りれそうという誤った認識を持っている人もいます。
しかし、初回の融資で100万円を借りられる可能性は極めて低いので、限度額500万円や800万円対応のカードローンを選ぶ必要性はあまりありません。
低金利で借りられる可能性があるならば、まずはその方法から検討してみましょう。

金利の差を実感しよう

金利は、法定金利の範囲内で各金融機関が自由に設定することができますので、各金融機関によって変わってきます。
平均的なところで
銀行系は、3.0%~14.5%
消費者金融や信販系は、4.5%~18%
のところが多いです。
銀行系は、消費者金融や信販会社と比べると約4%も違うことがわかります。

【実例】50万円を12回払いで返済する場合

・金利14%の場合:月44,893円の返済
・金利18%の場合:月45,839円の返済

1年で利息の差は、約12000円になります。

カードローンの特徴として、一度契約をすると限度額までであれば何度でも利用できるという点があげられますが、金利の高いカードを作ってしまえば、ずっとそのカードを利用し高めの金利で返済することになります。
くり返しカードを利用するならば、利息は上記の何倍も変わってくるのです。
同じ金額を借りて同じ返済期間なのに、多く支払うのは損ですよね。しかし、金利を気にしない人は、月々わずかな金額のためこれくらいならいいや…と思ってしまうものです。この思考は、きわめて危険です。

借りるときは、スピードや審査の簡易さなど目先のことが気になるものですが、借りるのは一瞬、その後は返済生活の方が長くなるわけですから、少しでも返済が楽になるものを選んでください。

低金利のカードローンとは?

では、低金利のカードローンはどうやって見つければいいか?

最も低金利のカードローンは、プレミアムローンなどと呼ばれるものです。
例えば、住信SBIネット銀行が提供するミスターカードローンやりそな銀行プレミアムローンなど。
通常の銀行カードローンよりも、低金利です。ただ、利用条件が厳しいので誰でも申し込めるわけではありません。

次におすすめなのは、銀行カードローン。銀行系は、消費者金融よりも最大金利が3%以上低くなっていることが多いです。
メガバンク系、地方銀行系、ネットバンク系いずれもノンバンクよりも実質年率を低めに設定してあることとが通常ですので、まず銀行カードローンから検討してみましょう。

メガバンク系は、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」、みずほ銀行カードローン、三井住友銀行カードローンなど。
地銀系は、横浜銀行や千葉銀行、りそな銀行など、ご検討者様のお住まいの近所から探してみましょう。
ネット銀行は、楽天銀行カードローンなど。

上記は、ほんの一例です。銀行だけでもかなりのカードローンがあることがわかりますね。

低金利ローンのデメリット

条件が厳しい

各金融機関によって条件は変わるものの、最も低金利であるプレミアムローンなどは、各金融機関の所定の条件をクリアする必要があり大変厳しいものとなっています。

例えば、その金融機関の住宅ローンを利用していること、指定の口座を持っていること、給料振込の口座として利用していること、勤続年数と年収の条件をクリアしていることなどです。
実際に、これらの条件を満たすことができるのはごくわずかな人たちです。

年率0.99%~7.99%の低金利で定評のある住信SBIネット銀行ミスターカードローンは、所定の条件があるのはもちろん、申込時にプレミアムローンと通常のローンを選ぶことができないという不便さがあります。
審査次第で、どちらのローンが適用されるか決められるので、低金利目当てで申し込んだものの通常のカードローンになってしまったというケースも多々あるのです。
審査に通れば便利ですが、ごく一部の人しか条件を満たさないので、現実的とは言えません。

審査が厳しい

カードローンは、低金利であるほど審査は厳しいものです。
信用力がある人にだけ貸付を行うため、返済能力を厳しく見られると思っていいでしょう。
消費者金融の審査通過率は、54~55%ほどでそれほど高いとは言えませんが、銀行カードローンはそれよりもさらに低くなります。
年収や勤続年数はもちろん、過去の借り入れ状況、支払い状況もしっかりしている必要があります。

時間がかかる

低金利のカードローンは、審査に慎重なため時間がかかりがちです。
大手銀行では、即日対応のものもありますが、午前中までに申込をしなければ即日融資は厳しいです。
融資までに数日かかるのは通常であり、地方銀行などでは1週間程度を要することもあります。

何が何でも今日中にお金が必要な人…というのは、低金利カードローンを提供する金融機関にとってあまり良いお客さんではないのでしょう。
カードローンを利用してお金を借りるにしても、計画的に事前の準備をする時間は持っていたいものですね。

金利が高くても、消費者金融が選ばれるわけ

融資条件を見ると消費者金融より銀行のほうが優れているわけですが、現在でもシェアにおいては消費者金融のほうが多い現状があります。
今でも8割以上の方は消費者金融を利用していますが、その理由には借りやすさがあります。

銀行カードローンは低金利でお得ですが、消費者金融よりも審査の難易度が高いのが普通です。
そのため銀行では借りられなくて、消費者金融に申し込みをする方が多くなります。
どんなに優れた内容のローンであっても、借入できないとまったく意味がありませんので、借りられる可能性が高い方へ流れていくのは当然です。

特に、初めてのカードローンではなく、2枚目3枚目のカードを検討している人は、最初から消費者金融に目を向けることが多いです。
はじめてのカードローンならどこの金融機関でも借入できる可能性が高いですが、2~3件目になると最初のローンよりも審査の難易度は上がります。
そうした理由から2件目以降は、高金利ローンの契約する方が増えてくるわけです。
また、銀行の審査では借入件数を重視する傾向があり、他社借入が多いと契約できない可能性が高くなります。
消費者金融だと他社借入が2件ほどあっても、他の条件次第では審査も通過しますので、銀行よりは気軽に申し込みができますよね。

審査は高金利になるほど通過率が高くなるのが一般的ですから、すでに銀行ローンを利用できない方にとっては消費者金融ローンは嬉しい存在なのです。

低金利でお金を借りるためにするべきこと

審査ポイントを知っておこう

審査で見られるのは、返済能力があるかどうかということです。
年収や勤続先、勤続年数、雇用形態、資産の有無(持ち家か賃貸か)、家族構成などから、希望融資額を貸し付けた場合に返済が可能かどうかを判断していきます。
どの金融機関でも、具体的な通過ラインを明示していませんが、一般的な話をここではしておきましょう。

年収は、多ければ限度額も増える可能性が高くなりますが、パートやアルバイトにも貸付を可能としているからも、年収よりも安定した収入があることを重視していることがわかります。
年収が100万円でも、毎月同じだけの収入が何年も継続しているのであれば、安定していると判断してもらえます。
勤続年数は、サラリーマンであれば2年以上、自営業であれば3年以上あるといいです。1年以下でも審査に通ったという声もありますが、銀行系の低金利カードローンを狙うのであれば、1年以下では足りないでしょう。

家族構成に有利不利はなさそうですが、独身の男性と既婚男性では評価が違います。なぜなら、独身の方が給料から生活費をのぞいたお金が多く自由に使えると考えられるからです。独身の場合、生活に厳しい月であれば、食費や交際費を減らせば返済に影響はでないでしょう。一方、既婚で子どもがいればそうはいかないことも多いでしょう。
ただし、家族構成で審査の合否が決まるわけではなく、希望額の多少に影響する程度です。

審査のポイントがわかっていれば、自身に不利な条件があったとしても他の点で挽回できるかどうか判断することができますので、確認をしておきましょう。

複数同時申し込みはやめよう

低金利のカードローンは、必ず返してくれる信用力のある人にのみ貸付を行う方針にあります。
そのため、お金にものすごく困っている様子を見せるのは、望ましくありません。
例えば、短期間に複数のカードローンを同時に申し込むようなケースは、やめておきましょう。1つが落ちても1つが通ればよいと思うかもしれませんが、2つとも落ちてしまう危険性が高くなります。
もし1社落ちてしまった場合は、次のカードローン選びは慎重にならないといけません。信用情報機関には、申込状況の記録が残るため、何社も連続して落ちているとなると心証が悪くなってしまうからです。

カードローン選びは、低金利のものを選ぶことも大切ですが、自分が通過できそうなものを選ぶことも同時に必要なのです。

希望額を抑えてみよう

金融機関のWEBサイトの簡易診断を受ければ、ある程度は審査通過の可否を予測できますが、最終的な結果は本審査を受けるまでわかりません。
もし、自分的に微妙なラインだな…と思うことがあれば、希望額を低めにしてみましょう。
審査に関しては希望額を抑えることで、通過率を引き上げることが可能になります。
まずは、収入証明書なしの本人確認書類だけで借入できる金額内で希望額を設定し、信用を積み重ねて限度額を増やしていけばよいでしょう。

他社からの借り入れがある場合

他社借入が少ないほど審査で有利になるのは、銀行はもちろん消費者金融にも言えることです。
すでに借り入れがある方の場合、少しでも可能性をあげるためには、他社借入と今回の借り入れ希望額の合計を年収の10~20%程度の借入に抑えておくことです。
例えば年収300万円なら、最高でも借入は60万円以内に抑えておくようにしましょう。
それ以上の借入をすると、例え審査に通ったとしても、返済が大変になり延滞のリスクも出てきます。

現在、高金利ローンからの借入がある方は、借り換え・おまとめローンを検討してみる時期かもしれません。
返済が厳しくなり延滞をしてからおまとめローンを検討しはじめても、一度でも延滞をしてしまうと新しいカードの審査に通過する可能性も低くなってしまいますので、将来的に1つのカードローンにまとめたいという希望があるならば、延滞のない状況で結構するのが好ましいです。

最初の1枚が重要!

ローン全般に言えることですが、低金利になるほど審査は厳しくなります。
しかし、審査というハードルさえ超えることができれば、高金利のものより遥かに返済は楽になります。ローンの金利は0.1%でも低いほうが良いのです。

今回初めてカードローンを利用する人にとっては、今が低金利カードローンを持てる一番良いチャンスです。
最初は、希望額を少なめにして申しこみます。
審査に通過したら、できる限り家計管理の見直しや節約をしながら早期完済を目指していきましょう。
信用力がついてきたら、増額申請をすれば、長く使い勝手の良い1枚となっていくはずです。

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