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返済期間を確認しよう
キャッシング契約をするとき、必ず「約定返済額」が契約書に明示されます。
つまり、“この金額以上を毎月返していけば完済できる”ということになりますが、それがどのくらいの期間に及ぶかについては、あまり考えられていません。
通常は”4〜5年返済”
利息は1日ごとに計算され、返済毎に残債に応じて再計算が始まります。
カードローンを提供している金融機関サイドとしては、返済期間が長くなればなるほど・残債が多ければ多いほど、利息という”儲け”が出るのです。
そのような理由・キャッシングの健全性のバランスを考えた結果、「4〜5年で完済・最長6年での完済を推奨」との契約が結ばれるケースがほとんどです。
債務整理を選択する人のほとんどが「3年以上返済を続けている」
すでに述べた通り、約定返済額を守れば4〜5年で返済できます。
ここで弁護士会の報告を確認すると、2017年現在に債務整理をする人の7割が「初めてキャッシングした日から3年以上の返済をしている」とのこと。
収支のバランスが崩れる危険ゾーンは、返済3年目にあると考えるべきです。
返済が終わらない人の特徴「貯金しようとする」
完済体験談を見て行くと、毎月の給与の余剰分を全額返済に充てている人が大半です。
借金が残っている間に貯金をしようという人は、ほとんど見当たりません。
一方、債務整理に踏み切る人の体験談を見てみると、転居やその他ライフイベントに備えて、漫然と預金口座にお金を預けておこう…という着想が多く見られています。
結果として貯金のつもりであったお金も使ってしまい、借金の返済・貯蓄ともに滞ってしまい、最終的には「債務整理を依頼するお金もない」…などといったことに。
給料日に返済しよう
貯金への執着をなくすには、給料日前には生活費の計算をしておき、手元に残るであろうお金をすぐに返済に充てることです。
こうすることで、家計簿や長期資産形成の考えが苦手な人でも、より負担なく返済していくことができます。
賞与やボーナスも、できる限り返済に充てましょう。
「預貯金は完済のあと」と考えるのがポイントです。
返済が終わらない人の特徴「カード決済に頼る癖がある」
食費や日用品の決済も、カードで済ませていませんか? 家計のやりくり上手・借金を完済できる人に共通の特徴は、「カード決済は5万〜10万以上の大きな買い物の時にしか使わない」という点です。
どうしてもカード決済に頼りたいなら「デビットカード」を
すぐにマネーライフのスタイルを変えることができないのであれば、都市銀行で作成できるデビットカードがおすすめです。
一括払いを指定することでクレジットカードとして利用でき、利用代金は預金口座から即時引き落としされます。
ネットバンキングから利用明細も確認できるため、家計簿としても活用できます。
お金にルーズと自覚している人は、是非とも利用しましょう。
デビットカードで決済の全てが賄えるようであれば、利用しているクレジットカードを全て解約するのもおすすめの方法です。
副業はあり?なし?
借金完済の体験談によると、日雇い・期間限定のアルバイトなどで、副業収入を得ているという人も多く見られます。
しかし、これはおすすめできません。
債務整理する人のほとんどが「過労」である
借金が返済できないと諦めてしまうまで、収入をなんとか増やそうと努力する人は多くいます。
その結果、心身ともに強いストレスを負って、本業ですら勤続が難しくなったというケースが多くなります。
無理に働くのは、禁物と言えます。
収入を増やすより節約を
食事をコンビニで済ませる/飲み物は自作せず自販機で買う…このような生活に心当たりはないでしょうか。
毎日の食費を100円ずつ節約するだけでも、毎月3,000円の繰り上げ返済が可能です。
他にも、漫然と携帯のプランを見直さずに過ごしていたり、徒歩で通える距離を交通機関に頼ったりする癖は、注意が必要です。
無理のない範囲で節約をし、毎月より多く返済できるプランを立てるのが重要です。
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