キャッシング先を選ぶ際には、低金利融資が受けられる銀行を優先的に考える人が増えています。
なぜなら、消費者金融よりも低金利で融資が受けられるだけでなく、銀行というブランド力により安心して借入が出来るからです。
消費者金融は恐いというイメージが有る人でも、銀行カードローンならば信頼性が高いと考えています。
銀行カードローンはなぜ低金利で融資が出来るのか
キャッシング先として銀行カードローンを選ぶ時に不思議に思うこととして、なぜ消費者金融よりも低金利で融資が可能なのかという点が挙げられます。
なぜなら、消費者金融は利息制限法で定められた上限金利ギリギリの高金利で貸付をしていますが、銀行カードローンはそもそも利息制限法に抵触しない年15%未満の低金利融資を行っているからです。
そこには銀行カードローンとの契約が成立するための条件として、保証会社との保証契約が締結できることを条件としている所に秘密があります。
銀行が実際のお金を貸付するわけですが、延滞事故が発生した際には、基本的に事務的な督促を行なう程度で、3ヶ月経過した時点で保証会社に対して代位弁済請求を行い、カードローンを強制解約してしまいます。
銀行は、いざという時に保証会社から元本を代位弁済により全額回収出来るので、低金利貸付を行なっても全く損をしません。
損をしない仕組みがあるからこそ、低金利融資が実現出来るわけです。
保証会社として信販会社と消費者金融が関わっている事実を知ろう
元々銀行は無担保ローンに対して積極的な営業を行なってこなかった背景があるので、無担保ローンの審査システムは信販会社や消費者金融の方が進んでいました。
銀行カードローンを積極展開する上で、保証会社として信販会社と消費者金融に間に入ってもらうことで、ノンバンクの審査システムを利用しつつ貸付先を増やせるメリットがあったわけです。
信販会社と消費者金融にとっては、貸金業法により総量規制が厳格に適用されたことで、貸付残高を減らしているので、保証会社というリスクが高いシステムに組み込まれたとしても、保証料による収入が確保出来ることは大きなメリットがありました。
銀行カードローンへの申込み時には、事実上は信販会社または消費者金融の審査を受けていると知っておくと良いでしょう。
銀行カードローンの利用限度額は取引実績により変わる
銀行カードローンの実質的な審査は、保証会社が行いますが、信用実績を積み重ねた時に利用限度額の増額を行なうのは銀行の判断となります。
キャッシング先として銀行を選んだ場合には、初回利用限度額設定が低めであっても、1年以上滞納せずに返済を順調に続けていると、増額インビテーションが送られてくることがあるでしょう。
増額インビテーションがあったならば、既に銀行として増額を認めている状態となるのものの、本人の同意が必要となるために手続きを依頼しているに過ぎません。
すぐに同意すれば、増額申請を自分から行わなくても、利用限度額がアップします。
高金利な消費者金融からの借入があれば、銀行カードローンへの借り換えを徐々に進めることで、年間に支払う利息負担を減らすことが出来ます。
総量規制対象外の銀行カードローンでは、信用実績により利用限度額が更新されるので、地道な返済を行なうことが大切です。
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