ある会社で初めてカードローンのお申込みをする際には審査が行われることは皆さんもご存知かと思います。
その審査によって限度額が決定し、限度額の範囲内であれば自由に借入を行えるわけですが、実はカードローン会社ではその後も信用情報機関に問い合わせて審査が行われていることをご存知でしたか?
この審査のことをカードローンの世界では『途上与信』と呼んでおり、途上与信の結果が現在利用中のカードローンの限度額にも影響を与えてしまうようです。
つまり、カードローンの審査にさえ合格すれば、それで安心とはならないということになります。
では、カードローンの審査で合格した人は、その後どのようなことに気をつけていけばよいのでしょうか?
途上与信でチェックする項目
途上与信では自社のカードローンや、他社のカードローンの利用状況などをチェックするものとなっています。
そして、前述した通り、その結果次第で限度額が上がったり、場合によっては下げたりするというわけです。
途上与信で限度額が上がる可能性のある人
途上与信で限度額が上がる可能性があるのは、やはり自社のカードローンできちんと借入、返済を行っている人ということになります。
そして、途上与信で良い結果が出れば、限度額アップ(増枠)に関する連絡がカードローン会社側から来ることもあるようです。
途上与信で限度額が下がる可能性のある人
途上与信で限度額が下がる可能性があるのは、返済を遅らせているといったように、自社や、他社のカードローンの利用状況が芳しくない人です。
また、自社のカードローンのお申込みをした時より、カードローンの契約件数が増えているような方も途上与信ではマイナス評価となってしまいますので、ご注意ください。
途上与信が実施されるタイミング
途上与信が実施されるタイミングは、利用者の借入残高や一カ月間の借入金額によって異なり、毎月実施する場合と、3カ月に1回実施する場合の2通りがあります。
毎月実施するのは、『一カ月間に5万円以上の借入を行っていて、借入残高が10万円以上となっている人』、『3カ月に1回実施するのは、一カ月間に5万円以上の借入は行っていないものの、借入残高が10万円以上となっている人』です。
ちなみに、毎月実施する途上与信のことを「法定途上与信」といい、毎月実施しなければならないことを法律で定めております。
毎月実施する法定途上与信も3カ月に1回実施する途上与信も厳しさという点では違いはありません。
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