目次
スルガ銀行のカードローンの特徴
サブカルローンの説明に入る前に、スルガ銀行の目玉である「リザーブドプラン」の概要を記載します。
金利:3.9〜14.9%
銀行系カードローンとしては、大手都市銀行と並ぶ平均的な金利です。
クレジットカード機能
事前に申し込んでおくと、キャッシング枠内で利用できるVISAブランド付きのカードを発行することが出来ます。
加盟店で1回払いで買い物をすると、この代金はキャッシング利用分とまとめて返済することになります。
ほぼ同様の機能を持つ他のカードローンは、大手だとアコムが提供しています。
非常に珍しいサービス内容です。
ガン保障特約付き生命保険
一般に知られる死亡保険とは異なり、万一のときに返済を一部または全額免除してもらえるというものです。
契約時に加入することが出来、保険料はかかりません。
これもスルガ銀行のキャッシング商品特有のものだと言えます。
即日融資は不可
最短即日で審査結果が出ると公式サイトに書かれていますが、融資は翌日以降です。
お急ぎのかたは注意が必要です。
審査難易度
スルガ銀行は以前からカードローン事業に積極的であり、審査難易度は極めて低いとされています。
ただし、専業主婦は申込できません。
アルバイト・パート勤務の方は申込可能です。
SNSで宣伝されているサブカルローンとは
ここまでリザーブドプランの概要を見てきましたが、いまTwitterで盛んに宣伝している「サブカルローン」もほぼ同じ商品内容です。
一点だけ違うのは、利用目的としてコレクション購入やイベント参加費を指定できることです。
しかしサブカルローンも商品説明に『利用目的は自由』という一文が記載されており、実質はリザーブドプランとなんら変わりのないものだと言えます。
問題点として考えられること
2017年末にコミックマーケットでチラシ配布をされてから認知度があがりましたが、サブカルローンについての疑問点はいくつか残ります。
同人誌製作費用として使えるのか
パソコン本体や周辺機器の購入費など、作家として活動するための費用のキャッシングは認められるのでしょうか。
リザーブドプラン・サブカルローン両者とも、事業資金としての利用を禁じています。
制作物で収益を挙げた場合、この禁止事項に抵触する可能性は否めません。
一定の収入が見込める状態で作家活動費をキャッシングするなら、ビジネスローンの利用を検討したほうが無難です。
ソーシャルゲームへの課金費用
国内産のソーシャルゲームは、ガチャで目当てのものが当たるまで5〜10万円かかることも珍しくありません。
『利用目的は自由』なのでこれに使っても問題ありませんが、万一債務整理するときはどうなるのでしょうか。
法的整理(自己破産・個人再生)の現場では、ソーシャルゲーム課金は浪費とみなされます。
手続きが複雑化する原因となり、法律家がもっとも苦慮するキャッシング理由のひとつです。
このように考えると、ゲーム代として利用するのは極力控えたほうがよいと言えます。
サブカルローンはどんな人に向いているか
サブカルローンが創設された理由として、リザーブドプランの利用者が減少していることが挙げられています。
20〜30代前半の若年層に向けて利用を訴求したいのが、このキャッシング商品の狙いだと言えます。
まだ審査情報はあまり多くありませんが、30代後半以上のかたについては、リザーブドプランのほうが審査を突破しやすいのではないかと予想されています。
2018年度から銀行系カードローンの審査ハードルが上がることも鑑みると、若年層で正規雇用・可処分所得(毎月の収入から最低生活費を差し引いた額)の多い人向けのローンだと言えます。
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