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借りるタイミングとおすすめのカードローン
うつ病で仕事が出来なくなった時、真っ先に持ち上がるのがお金の問題です。
このタイミングで一時的にキャッシングしたいと考える人も多く、この悩みが解決しないと病状が悪化することもあります。
ここでよく懸念されるのが、休職や退職の予定を金融会社に知られてしまうのではないか・そうなると審査に影響するのではないかということです。
しかし、この心配には及びません。
新規申込をするタイミングに気を配れば、うつ病の事実が影響することはありません。
出勤している間に申込を済ませる
医師の診断が降りて経済的不安を覚えたら、そのタイミングでカードローン契約を始めましょう。
うつ病である事実や休職/退職予定については、意外なところから金融会社に分かってしまいます。
それは、在籍確認です。
在籍確認の通常の運用としては、金融会社が担当者個人名で勤務先に電話し、申込者を呼び出すという流れで行われます。
勤務先の電話応対者が「休んでいる」と答えても在籍確認はクリアできるのですが、例えば
「実は休職(退職)予定で出勤してこない」
「ここ数日、欠勤している」
などといったことを回答されてしまうと、金融会社としてもその情報を聞き逃すわけにはいきません。
この場合、申込者に事情を聞くことなく審査否決とする場合が大半です。
出勤できる間にカードローン契約を済ませておき、その間に休養をとる手続きをしましょう。
審査の早さ&借りやすさなら消費者金融
急ぎでお金が必要な場合は、アコム・プロミスなどといった消費者金融がおすすめです。
大手消費者金融はいずれも即日審査をしており、希望限度額が50万円以内であれば原則として収入証明書は不要です。
運転免許証と勤務先を証明するもの(社員証など)があれば、電話とインターネットだけで、遅くとも翌営業日までに審査結果まで知ることができます。
休職期間が長くなるなら銀行系カードローン
3ヶ月〜半年ほどの休職が必要になった場合は、銀行系カードローンがおすすめです。
2018年から規制強化されるものの、申込時点までに一定以上の安定した収入を得ている人であれば、むしろ審査はゆるくなるのは変わりありません。
銀行系カードローンのメリットは、30〜50万円を利用限度額として利用する場合、月々の返済負担が消費者金融より2,000〜3,000円安くなります。
即日融資こそ停止しているものの、契約さえしてしまえば、使い勝手は消費者金融と変わりありません。
再就職や復職の目処が立たない場合は、銀行系カードローンでつなぎとするのがおすすめです。
審査のコツ
消費者金融に申し込む際の審査ですが、希望限度額は30万円とするのがおすすめです。
信用情報を照会して「もう少し限度額が多くても大丈夫」と判断された場合は、金融会社側から案内してもらえることもあります。
また、提出書類にもコツがあります。
収入証明書を求められた場合
ショッピングローンを何件か組んでいる場合など、キャッシングが初めてでも収入証明書を求められることもあります。
欠勤が増えて直近の給与が減っているかたは、前年度1年分の収入情報が載っている源泉徴収票を提出しましょう。
もし失くしてしまっている場合、勤務先に請求すれば1週間以内に発行されます。
手持ちのクレジットカードのキャッシング枠を利用する
体調不良などからカードローンの新規契約すら難しい場合は、手元にあるクレジットカードのキャッシング枠を利用しましょう。
コールセンターに電話をして契約内容を確認した上で、もし枠が付帯していなければ、提出書類なしで申し込むこともできます。
ただし、この場合のキャッシング枠は金利が高めに設定されています。
相場は17〜18%で、大手消費者金融に相当する利息負担となります。
また、万が一キャッシング枠の返済遅延が発生すると、ショッピング枠利用も停止されてしまい、一気に生活に困窮してしまう可能性も否めません。
キャッシング枠利用時の注意
キャッシング枠の返済方法として、1回払いとリボ払いの2種類あります。
クレジットカード契約時の信用情報をもとに、1回払いのみOKなのか・リボ払いもできるのかを審査し契約しています。
少しずつ返していきたい人は、リボ払い可能な契約かどうかを確認しましょう。
参考までに、海外渡航向けのカードだと、1回払いしかできない契約になっているものが多数見られます。
すでにキャッシングしている場合
休養が必要と判断された時点で、消費者金融や銀行系カードローンへの返済が残っており・それ以上借りることが難しい場合、どうすればよいのでしょうか。
はじめに述べると、審査の甘いところで新たに借りるのは禁物です。
理由は、後々返済が難しくなって債務整理に踏み切る場合、金融会社や裁判所の心証が悪くなるからです。
任意整理や自己破産、どの場合の債務整理においても、借りた経緯を説明しなければなりません。
病気の回復や再就職の見込みが立っていないのに借りた…という事実は、不誠実とみなされやすくなります。
手続きが長引いたり、利息を完全にカットしたりすることができなくなる可能性すらあります。
一方で、うつ病と判明した時点で自主的に債務整理の決断をすれば、これは致し方のないこととして受け止めてもらえます。
医師の診断書を用意できるのなら、法律家に相談する前に金融会社宛てに送付することで、一時的に返済を猶予してもらうことも可能です。
あとは法律家に相談するだけですが、その方法はどうすべきなのでしょうか。
法テラスを利用した相談のコツ
日本司法支援センター(法テラス)のコールセンターに電話して弁護士を紹介してもらう…というのが一般的な流れですが、これはおすすめできません。
経験の少ない弁護士を優先して紹介するため、任意整理で希望通りの条件を通せなかったり・そもそも相談中に折り合いが合わないというケースが多いためです。
お近くの法律事務所から「法テラス利用可能」と公式サイトで案内しているところを探し、直接弁護士に当たりましょう。
障がい者年金のすすめ
うつ病と診断されたばかりではなく、最初に病院に行った日から1年6ヶ月以上連続して通院しているかたは、障がい者手帳と年金の申請を行うことをおすすめします。
年間およそ779,300円の給付が受けられるため、少額の借金なら障がい者年金の遡り請求により、完済できる可能性があります。
地域の社会福祉事務所に全ての手続きを任せることも出来ますし、必要に応じて弁護士の紹介も受けられます。
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