“Web完結”の流れの基本
大手の消費者金融・銀行系カードローンともに、“Web完結できる”との宣伝文句が踊っています。
手順としては、
1:申込フォーム記入
2:勤務先への在籍確認+審査(状況に応じて収入証明書提出)
3:契約締結
急ぎでキャッシングをしたい場合は、契約締結のあと即時〜翌営業日までに預金口座への振込。
その後、簡易書留で送られてくるカードを受け取る流れになります。
Web完結にも条件がある
Webでキャッシング契約締結までを済ませるのにも、実は審査部門側で用意された条件をクリアしなければなりません。
その一つに、申込限度額があります。
ある一定の金額を超えた借入を希望すると、「何かただならぬ事情があるのではないか」と審査部門は考えます。
下記に例示するのは、一般的な消費者金融の「審査の目が厳しくなる基準」です。
- 安定した収入のあるかた…50万円
- 兼業主婦…30万円
- 専業主婦…10万円
これら”基準額”を超える申込の場合、他社の返済状況・これまでのローンの支払い状況に問題が無くとも、来店による本人確認・キャッシング利用目的確認を行うケースが往々にしてあります。
こと注意したいのは、個人事業主の申込です。
このときは、審査過程で来店を求められる可能性が極めて高いと言えます。
その理由は、個人向けキャッシング商品の利用規約にあります。
原則としてすべての金融会社で「事業資金につかってはならない」という取り決めをしており、それに違反しないかを慎重に確認したい…というのが、個人事業主に対する金融会社側の考えとなります。
それでは、確実にWebと電話のやりとりだけで審査を終えるためには、どうすべきでしょうか。
来店不要で契約にこぎつけるコツ
来店が必要となるかどうかは、実際にカードローン申込〜審査段階に進んでみるまで分かりません。
ここでは、Webからの申し込みの際に気をつけたいポイントを上げていきます。
申し込み限度額
前項でも説明いたしましたが、他社借入額を鑑みて、なるべく少額での申し込みを検討しましょう。
他社借入がなく・これまでに支払い遅延を起こしたことのないかたでも、80〜100万円の大台は警戒されやすくなります。
個人事業主の方の注意点
事業内容をきちんと説明できるものを入念に準備しておくのが、Webと電話のみで契約完結させるポイントと言えます。
行政許可を必要とする業種であれば「許可証」、月々の収入が印字されている通帳・所得(課税証明書)などは、求められればすぐに画像提出できるようにしておきましょう。
顧客との契約書も、業務上の守秘義務に反しない範囲で提示できれば、よりよいと言えます。
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